歴史民俗博物館のような我が家
情報プラットフォーム、No.262, 7(2009)

出典: 唐箕(とうみ)
山田の我が家へお出で下さった方の最初のコメントは「珍しいものがありますね」「これは懐かしい」「これは何ですか」などである。
私たちの答は、例えば「これは唐箕(とうみ)です。手動風力選別機です。玄米と籾殻の重さの違いを利用して風で分離するのです」となる。
ある会社の資材置き場にその唐箕は転がっていた。焼却炉に入る寸前で救い出した。
防腐剤を塗ったその唐箕は道からよく見える場所に、庭の点景として置いてある。
手押し式回転除草機、こまざらえ(鉄製の熊手、またはレーキ)、背負子、竿秤が3本、挽き石臼が1個、搗き石臼と杵が2組、大鋸(オオガ)などが庭のあちこちにアクセントを付けている。
今、探しているのはは千刃こきである。魚を活かしておくための大きな「いけす籠」が斜面登り口に吊してあり、定置網の設置に使うガラス製の浮き球(びん玉)は大小合わせて10個以上にもなっている。
生け花台としての優雅な使い道には唐草模様の足、網目模様の踏み板でなければ風情がない。念のために、掘詰電停近くのミシン店に保存展示してあるシンガーミシンを二人で見に行った。
大事にしてくれるやったら」との答えである。網目ペダルもクランク回転のガードも欠落している。日本製ミシンの部品を流用し、ミズスマシのような商標のある網目模様のシンガーの脚が見事に復元した。
居間には大川村木星会製作の杉材の長尺のサイドボードがある。棚の下は2つの大きな土鍋や皿鉢の皿の飾棚でもあり、収納場所でもある。
上面には東急ハンズ大賞受賞者作の様々な樹種で作った小鳥たちが群がっている。
重量感のあるケヤキの食卓テーブルは真ん中にショウケースを持っている。そのガラス天板の下の飾付けは季節毎に変わる。
例えば秋には、須崎市安和の竹虎製の虫たちが並んでいる。
香北町のyujin工房製作の重みのある鍛鉄製の燭台はサイドボードの趣をクリスマスに換えてくれる。
ガラスの笠が3つの天井吊り照明、振り子のチクタク時計、受話器フックがある壁掛け電話機などが目に付く。
ランタン型をした日本船橙製の石油ストーブは、明るく照らして暖かさを増している。
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高知県香美郡
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