血液型 情報プラットフォーム、No.193、10(2003)
ある有名な格調の高い総合月刊誌の小さなコラムに目が留まった。編集後記の一部のような記事と覚えている。三十数年前のことである。
記事は「鹿児島県警の統計によれば、交通事故を起こした人の血液型はA型が40%、O型30%、B型・・・であり、A型の割合が多い。
A型の人はかっかとし易いので運転に注意する方がよい」と言った趣旨であった。
日本人の血液型分布はA:O:B:AB=4:3:2:1と覚えていた。この記憶を元にして、標準化の割り算をしてみると特にA型の人の事故率が高いわけではない。
血液型で性格を占うことは間違いであると思っている。人の性格は4つに分類できるほど単純ではない筈だからである。
しかし、血液型の分布に地域差があるとすれば、西日本では、あるいは九州や九州南部や鹿児島ではA型の人数が平均よりも少ないとすれば、事故率は高いことになる。
そこで、この出版社に質問の手紙を書いた。「血液型分布の地域差は殆どありません。従ってA型の事故率が特に高いわけではなく、コメントは間違っていました。でも訂正記事はご容赦下さい。」と謝りの返事が来た。
血液型と性格は無関係とする私の思いに賛成の答を期待しながら、友人・知人に勝ち誇ったようにこの話をした。ある親しい知人の反応は「鈴木さんらしいね。やはり鈴木さんはA型だよ。」と言われたてしまった。
なお、日本列島を南に行くほどAが多くB,Oが少なくなり、北に向かうにつれてB,Oが多くAが少ないという統計がある。
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鈴木朝夫 s-tomoo@diary.ocn.ne.jp
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