高知市一宮の北の西ノ峰山の稜線にはゴルフ場があり、その中腹に法経堂という場所があります。
標高270mのほぼ平地状の林の中に、身の丈2m余りの石地蔵と高さ3mほどの宝篋印塔(ほうきょういんとう)と刻まれた石の供養塔があり、その脇の岩場からは浦戸湾から東の市街地が一望できます。
ここには、江戸時代中期にケチ火(怪火)騒動があった所と地元で聞いたことがあります。「藩の飛脚がここで一休みの際、持っていたはずの書付がないことに気づき、懸命に探したが見つからず、責任をとって自害した。それから書付を求めてケチ火が出没したので人々が恐れた。これを知った国清寺第四世住職・黙堂和尚は地蔵と供養塔を建てて、法力(ほうりき)でケチ火を鎮め、ここを法経堂(ほうきょうどう)と呼んだことから多くの参拝者で賑わったという」
ちなみに、国清寺とは城の鬼門の守り神の現掛川神社に付属した寺で、藩主の尊敬を得ていた寺。同和尚は下野(栃木県)の人で、天台宗比叡山で修行後、上述の住職に就任。
法経堂への道は、県交通一宮営業所前の国道を東250m先の太古橋信号を北に入り、一宮小学校校門前を北へ250m先の西天神社を右に、50m先の三叉路を北へとって、左側山手に沿って高知自動車道下をくぐり、左側のガードレールに沿って高知自動車道の北に回ると、フェンスに囲まれた築池がある。その脇に法経堂への道標があります。
ここから法経堂までは1200m、約30分。標識が整備されているので迷うことなく上れます。
興味のある人、ここで江戸時代にタイムスリップしてみては如何ですか。
HN:バンダナ
県交通一宮営業所→築池→法経堂への地図
法経堂への登り口(築池脇)
地蔵像
宝篋印塔
岩場からの遠望
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