(2)、1727年(享保12年)の大火災以降の樹木
これだけの大火であれば樹林地への影響も相当に大きかった事と想像され、上記(1)の区分以外の城郭や付帯部の自然林等の大部分の樹木はこの区分に相当するもので、推定樹齢は200~250年程度ではないかと考える。
この区分に当たる樹木はその数が多く個々に説明することは出来ないが、少し詳しく述べた区分(1)及び次に述べる区分(3)享保の大火災以前よりの古木と推定されるものが見られるので、以下に記述する。
(3)、享保の大火以前の古木
この「古木」の部類に属する樹木は、自然発生的に生立したものとみられ、樹齢は268年以上と考えられる。
見られる樹種としては、タブノキ・クスノキ・エノキ・ムクノキ・モミ・カヤ・イヌマキ等であった。
なかでも、冷温帯性の「カヤ」と暖温帯の「イヌマキ」が近くで同時に見られることは、自然破壊の少なかった古い時代の植生の幅の広さの一端を伺い識ることが出来る。
以下、各樹種の代表的な樹について記述するが樹齢についての推定は極めて困難であり、推定の範囲でしかない。
① タブノキ
最古のものは県庁舎の裏山に2本在り、東樹は胸高周囲325cm・西樹は胸高周囲335cmで、推定樹齢はほぼ600年程度と見られる。
この樹齢によれば、生立は1395年頃となり大高坂松王丸が没して55年後となり、歴史の生きた証人である。
(注:これは1995年に作成したものです)
※ 県庁舎の裏山のタブノキは、今回撮影出来ませんでした。以下の画像は"梅の段"北側のトイレの前にあるタブノキです。



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